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口での体温計の使い方と正しい体温の測り方

口での体温計の使い方・測り方

体温を測る時、一般的には腋に挟んで測定することがほとんどだと思いますが、それ以外にも測定する方法はあります。例えばドラマなどを見ていると、特に欧州の病院を描いたものでは体温計を口に入れて体温を測っている姿を目にすることがあります。

向こうでは腋下で測るものよりも、口内で測る方が一般的なのです。それは体温を測るのであれば腋下よりも口内の方がいいというデータがあるためです。そこでこちらでは欧州で主流の口での体温計の使い方と正しい体温の測り方についてご紹介してきます。

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口で体温を測るメリット

口で体温を測るメリット

ではなぜ欧州では腋下ではなく口内で体温を測るのでしょうか。それは口内で測った方がより正確な体温を測定できると言うメリットがあるためです。一般的な測定をする上で使用される腋下は測定方法を誤ると正しい計測が出来ず、誤差も生じやすいと言われています。また体表であるため、計測した体温が体内の温度よりも低い数値になってしまうことがあります

それに対して口内で測った場合は、体内の一部になるため、より近い温度になりますし、外気温の影響を受けにくいので、より正確な温度に近い体温が測定できます。基本的に、腋下や口内で測る場合はサーミスタ式体温計や水銀体温計を使用するのですが、同じ体温計を使って測定できる箇所に直腸も入ります。

ある実験では、この3カ所で最も体温の誤差が少ないのはどこになるのか、と言う実験において、直腸が誤差が最も少なく、続いて口内、最後に腋下という順番になっていました。また体内の温度により近い温度も同様の順番になっていると言われています。

直腸には及ばないものの、口内での測定も誤差は少なめで体内温度にかなり近い数値を得られるというデータもあります。

直腸の方がいいのでは、と思われるかもしれませんが、意識がある方が肛門に体温計を入れるのは抵抗がある方が多く、分かっていてもなかなか出来るものではありません。また衛生的にも、肛門に入れた体温計を別の人に使うというのはかなり問題あることを考えると、次に体内温度に近く、抵抗なく出来るのは口内での測定と言うことになります。

腋下と違い、口内は舌下に体温計を持っていくのですが、正しい位置で測定しやすいというメリットや腋下よりも口内の方が計測時間が短く5分程で終了となるので、手軽により正確な体温を測る上では口内での測定は適していると言えるのです。

口で体温を測るデメリット

直腸の測定で衛生面に触れましたが、口内で測る場合も体温計のシェアをしにくいのがデメリットです。現在では抗菌効果のある体温計が販売されていますが、他人が咥えた体温計を、自分も咥えるとなると多少抵抗がある方もみえると思います。

また病院内では消毒をしっかりしてくれますが、家庭では結構いい加減に保管していることも多いので、衛生的に不安になることもあると思います。家庭や病院では最も抵抗がなく、衛生的にも問題が少ない腋下が採用されることが多いのはこのためです。

もしシェアするのに抵抗があるけど、口内測定を行っていきたいということであれば、自分専用の体温計を用意しておく必要があるでしょう。ただそうなると家族全員が同じように行うのであれば、その人数分購入しなければならないというデメリットが新たに発生してしまいます。

しかし、よくよく考えてみれば最近はエコの意識から、外食店でも割り箸ではなく繰り返し使える箸を使う店も多くなっており、基本的にはそれを使用して食事をする機会が多くなりました。つまり他人が使った箸を口に入れているわけです。言葉だけ聞くと抵抗もあるかもしれませんが、ちゃんと洗浄されているため、実際にはそれを使えるわけです。

先述したように抗菌効果があり、水で丸洗いできるものも開発されるようになったので、洗えば使えるということであれば、このような商品を購入して測定することでデメリットも解消できる方がみえるということです。

口で測れる体温計の種類

口で測れる体温計の種類

口で測れる体温計の種類は、先ほども出させていただきましたが、サーミスタ式体温計や水銀体温計といった先端部が直接触れ体温を測定するものになります。接触することで、体温を直接感知し、温度を測定します。

サーミスタ式体温計の実測式と水銀体温計は、実際の体温の数値を検知し、体と同じ温度である平衡温に達することでその数値を表示します。サーミスタ式体温計の予測式は多くのデータを元に触れた時の体温から演算して、算出した予測体温を表示するものになります。いずれにしても測定位置の舌下に直接触れるもので測定することになります。

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口での体温計の使い方・体温の測り方

口での体温計の使い方・体温の測り方

それは口での体温計の使い方や体温の測り方をご紹介してきましょう。基本的には体温計を舌裏に当て口を閉じて測定することになります。正しい位置でさえ測れば、より正確な体温を測定できますが、注意点もあるので、そちらも踏まえた上で説明していきます。

体温を測る前の注意点

まず体温を測る時は安静状態が必要です。この際、飲食や入浴、運動などをした後および外出後の30分間は検温に適しませんので避けてください。平常時はリラックスできる状態を、体調不良の時には体を動かさず静かにしていることを作るのが「安静状態」だと思っていただければいいです。

体調不良で座っているのが辛いのであれば、横になっていても測定はできるので、体を休ませられる状態を作りましょう。

口で体温計を使う際の正しい位置

先述しましたが、口内では舌の裏、つまり舌下に体温計を入れます。舌の裏には中心に筋が通っており、そのすぐ横に体温計の先端を当ててください。正確には舌下の一番奥にある舌小帯の両側のどちらかに当てるのが正しい位置になります。ここに体温計の先端が当たるように差し入れ、口をしっかり閉じてください。

体温計使用時(検温中)の注意点

検温中は基本的にじっとしていることが求められます。体を動かすだけでもエネルギーを発生させるので体温が変わることがあります。また体温計の位置がズレてしまうと正しい体温が測定できないことがあるので、このような場合は最初から測定し直しになります。

先述しましたが、実測式の場合、口内の場合は腋下より速く測定できます。これは平衡温に達するのが口内では5分となっており、腋下の半分の時間で計測できるためです。それでも長いと感じられるかもしれませんが、正しい測定を行うためにもじっと待ちましょう。

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