歯周病と歯肉炎!歯茎の病気の種類と特徴
歯槽膿漏・歯周病・歯肉炎という言葉は一度は耳にしたことがあると思います。これらは歯茎の病気ともよばれ年を重ねるごとにかかる可能緒性が高くなっていく口内の病気です。
このページではそれぞれの病気の症状を詳しく分けて紹介していきます。またどんな原因でなってしまうのかも記載していきます。最後には歯茎の病気にかからないための対策を調べて紹介していきますので、是非チェックしてください。
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歯茎の病気の名前の種類
皆さんも一度は耳にしたことがある歯槽膿漏・歯周病・歯肉炎・歯周炎は歯茎の病気と呼ばれています。
一般的には歯周病・歯肉炎・歯周炎が悪化すると歯槽膿漏とよばれる状態になると言われています。
どの病気がどんな状態のことを指すのかイマイチわかりにくいので、まずはそれぞれの症状と原因について詳しく紹介していきます。
歯周病と歯槽膿漏の違いとは?
歯周病と歯槽膿漏は殆ど々意味合いで使われることが多いのですが、実際は微妙に違います。歯槽膿漏は歯周病がさらにひどくなった症状のことを言います。患者には重度や軽度の違いがわかりにくいため一般的には歯周病と統一されて呼ばれることが多いです。
歯肉炎とは?
歯肉炎とは歯周病の初期段階のことをいい、歯茎がはれたり歯磨きの時に血が出たりする症状のことを指します。歯肉炎になっている段階では痛みをあまり感じないため気が付かない人も。気が付くころには歯周病の仲間入りをしてしまっていることもあるので注意が必要です。
歯肉炎の原因は磨き残しの歯垢に潜む細菌が増えてしまい歯の根元にある歯肉が炎症を起こしてしまう事とされています。30代~60代の人で約8~9割の人がかかるといわれているので他人ごとではありません。なりやすい人の特徴として生活習慣が乱れている人や食生活が偏っている人などに多いとされているのでバランスの良い食事と生活を心掛ける必要があります。
歯肉炎は初期段階ですのでこの時にいかに早く治療を開始できるかがポイント。歯磨きの際に歯茎をチェックするようにし、歯茎が盛り上がってきているなどいつもと違うと思ったらすぐ受診しましょう。
歯周炎とは?
歯周炎とは歯肉炎からさらに進行した状態をいいます。歯周炎になってしまうと歯茎だけでなく歯槽骨や歯根膜といった歯本体にも影響がでてくる病気です。食べ物が噛みにくくなったり痛みを感じたり、歯がグラグラしたりと症状を感じやすくなってくきます。
原因は歯肉炎を放っておいてしまった事が大きく、歯肉炎の炎症が歯本体や歯ぐきの奥まで浸透してしまったこと。初期段階では実感がないため歯周炎という中期段階まで至ってしまうケースは少なくありません。
この段階でも治療効果なしと判断された場合は抜歯をしなくてはいけないので、いかに早く気付けるかという点がポイントになります。
歯周病(歯槽膿漏)の症状とは?
歯周病とは歯垢の中に潜んでいる菌が悪さをして歯肉に炎症が起こってしまい、歯を支えている骨が溶けてしまうという症状のことを指します。先程紹介した中期段階の歯周炎でもかなり危険な状態ですが、歯周病の末期までいくと歯ぐきから膿がでたり歯の根元が露出したり、見た目にもわかる状態になってしまいます。
口内バランスが乱れているので口臭も不快な臭いになりますし、歯の黄ばみや黒ずみも目立ってきます。
最終段階まで至るとやはり抜歯をしなくてはいけなくなり、たくさんの歯を失う事になりかねませんので、いかに早く対処できるかが大切だとお分かり頂けると思います。
歯周病(歯槽膿漏)の進行について
大まかに説明してきましたが歯周病(歯槽膿漏)に至るまでの進行をまとめておさらいしていきます。
初期
初期は歯肉炎と呼ばれ、歯茎の腫れや歯磨き時に血が出るなどの症状が見受けられます。痛みを伴わないので気付くのが遅れがち。
中期
中期は歯周炎と呼ばれ、噛みずらくなったり歯がグラグラしたり痛みを伴う事もあります。中期の状態でも最悪抜歯をしなくてはいけないこともありますので要注意です。
後期
歯周病(歯槽膿漏)と呼ばれる状態で、歯の根元の露出や歯ぐきから膿がでるなどの症状がでます。最終的には抜歯をすることになる最悪の状態のことをいいます。
歯周病(歯槽膿漏)の対策方法
歯周病(歯槽膿漏)にならないために、まずしっかり隅々まで歯を磨きプラークを残さないという事が大前提です。ちゃんと磨いていてももし歯ぐきから血が出てしまったら、まず柔らかい歯ブラシに変えましょう。炎症をおこしてしまった歯茎は敏感なので柔らかい歯ブラシで長時間かけてブラッシングを優しく行います。歯間ブラシなどを使って歯間をしっかり掃除することもオススメです。
気になる症状がでだしたらすぐに歯科を受診しましょう。最終段階までいくと歯を抜かなくてはいけなくなるので早めに治療を開始するという事も大切です。最後に生活習慣や食生活の乱れが原因ともいわれていますので、口内の健康バランスを保つためにも規則正しい生活を心掛けましょう。