コンドームが痛いのはなぜ!?原因と解決方法はコチラ
避妊具として高い確率で使用されるコンドームですが、これを使っているときに痛みを感じる方はみえませんか?自分だけかな...と思って人に相談できない方もみえるかもしれません。しかしこれは決して珍しいことではないのです。
今回はこのコンドームを使用することによる痛みについてご説明をしていきます。
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コンドームが痛い原因
コンドームは避妊や性病防止に重要なアイテムとなります。しかし使用することでパートナーである女性が性交痛を感じることがあります。ではまずその原因は何でしょうか、まとめてみました。
- 女性器が濡れていない
- ゴムアレルギーがある
- 膣内部が狭いあるいは力が入りすぎている
- コンドームが古い
- 小陰唇や陰毛を巻き込んでしまう
- 挿入直後に動いてしまう
このような原因が挙がります。それではそれぞれの問題を詳しく見つつ、解決法を説明していきます。
女性器が濡れていない
コンドームの使用によって摩擦などの痛みで性交痛を感じている中で最も根本的な原因となります。膣分泌液の不足により、摩擦が多く起こってしまい痛みを感じます。
この痛みがトラウマや不快感となり、それ以降の性行為の時にも不安を覚えてしまいます。そうなることで余計に分泌液が不足し濡れなくなることもあります。また女性は年齢が上がるとエストロゲン値というものが徐々に下がっていき、膣内が乾燥しやすくなります。そのため摩擦が多くなっていると考えられます。
何れにしろこれは男性側で見直せることが多いです。この解決法は以下の通りになります。
前戯をしっかり行う
結局のところ、挿入に至るまでの前戯で女性が気持ち良さを感じられていないため受け入れる準備が出来ていない可能性があります。
基本的に若い女性であれば一般的に性欲もあり、活発に膣分泌液が分泌されるようになっています。本来は濡れやすいという体質の方が比較的多いことになります。
行為に至るとき、まずは男性が女性を満足させ、受け入れる準備ができるように女性の気持ちを昂ぶらせてあげることも大切です。
また男性が自分勝手な性行為を行わず、女性をリラックスさせてあげることを心がけることで不安を解消し、興奮の冷めも起こさなくなる可能性が高いので、解決策として実行してみてください。
潤滑ゼリーやジェルが多いコンドームを使う
それでも濡れにくいと言う方もみえます。そのような方には潤滑ゼリーやジェルが多く使われているものを使うといいです。
オススメとしてはジェクス製のグラマラスバタフライ ジェルリッチになります。この製品はこのような濡れにくく性交痛を感じる方に配慮したコンドームとなっています。
潤滑性に優れた水溶性ゼリーを先端に塗布し、量も従来のものよりも増量することで摩擦を低減し滑らかな挿入やピストン運動を可能にしています。
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ローションや潤滑ゼリーを使う
あるいは、これまでのコンドームを使いつつこの摩擦を減らしたいと言うことであれば、ローションや潤滑ゼリーを使うのもいいです。どちらも必要な部分に塗布することで潤いを増し、摩擦を軽減してくれます。
こちらも潤滑ゼリーであればジェクス製のリューブゼリーをオススメします。ジェクスはゼリーの加工技術に優れていて、潤いが不足している女性のことを考慮し作られたゼリーです。
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ローションであれば、評価も高く安価な中島製薬が製造しているペペローションがオススメです。
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ただローションや潤滑ゼリーを使う場合は注意が必要です。水溶性であれば肌水分を吸収し乾燥によるかゆみや雑菌の繁殖が懸念されます。
油性はコンドームを溶かしてしまう場合があるので、コンドームによる摩擦の場合はこちらは避けた方がいいです。
シリコン性のものは前戯用に使うローターやバイブなどの相性が悪くダメージを与えます。また片づけが大変で、膣に炎症を与えてしまう可能性もあるためこちらもオススメしません。
ゴムアレルギーがある
ラテックス製のものを使うとその素材の原料である天然ゴムによりゴムアレルギーを起こしている可能性があります。
自身も気づかずゴムアレルギーを発症していた場合、コンドームが自分の体内に入ってくることで、身体が拒絶反応を示し、痛みや痒みが発症してしまう可能性があります。このような場合、付けないという手段に出る方もみえますが、ちょっと待ってください。
それでは避妊や性病防止が出来ず結果女性の身体に負担をかけることとなります。ではどのように解決したらよいのでしょうか。
ラテックス製以外のコンドームを使う
コンドームはラテックス製が90%を占めますが、それ以外の素材を使っているものも製造されています。その素材がポリウレタンやポリイソプレンと言った素材です。
このどちらも天然ゴムを使っていない素材となっているため、ゴムアレルギーが起こる心配はありません。熱伝導性に優れているため、違和感もそれほど感じないのも特徴の1つです。
ポリウレタン製としては薄く装着感もほとんど無いサガミのサガミオリジナル002がオススメです。
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またポリイソプレン製では不二ラテックスからSKYNというコンドームが発売されています。こちらは少し厚めですが安全性と付け心地が高評価を得ています。
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女性用コンドームを使う
女性用コンドームもポリウレタンやポリエーテルという素材を使っているためゴムアレルギーが発症することはありません。
しかしこちらは現在国内では手に入れることが困難なとなっています。また使用者の意見も賛否両論のため、場合によってはコンドームとは違った意味で違和感を感じてしまうかもしれません。
膣内部が狭いあるいは力が入りすぎている
膣に力が入りすぎてしまったり、極端に狭いと余分な摩擦を生み女性だけでなく男性も痛みを感じてしまうことがあります。これは緊張などもありますが、膣内のコントロールが出来ていないことにより起こることが多いです。
女性をリラックスさせる
緊張に関しては、男性がリードして女性の緊張をほぐしてあげてください。緊張していうると言うことは挿入の受入れ準備ができていないと言うことでもあります。前戯などでしっかりとほぐしてあげるのも男性の役割です。
膣のトレーニングをする
女性側としてできるのは予め膣のトレーニングをしてコントロールできるようにしておくことです。これをすることで柔軟な膣を手に入れることが出来、なおかつ年齢を重ねることで起こりうる子宮脱という症例の防止も出来ます。
子宮脱とは下腹部、特に子宮周りの筋肉の衰えにより子宮が膣から出てきてしまう症状で、出てしまうと自分ではケアできないため病院に行く事になります。事前にトレーニングをしておけば心配はなくなります。
このトレーニングをする上で、インナーボールというアイテムがありますので、是非これを使って膣トレーニングをしてみてください。痛みがない方でも、より一層快感を得る上では有効な手段となります。
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コンドームが古い
使用しているコンドームをいつ買ったか覚えておいででしょうか?
天然ゴムであるラテックスはもとより、ポリウレタンやポリイソプレンを使ったものも時間が経てば劣化してしまいます。それにより古いコンドームをつけてしまうと避妊の効果がなくなってしまう可能性もあります。
コンドームはデリケートなものなので、きちんと付属している箱などに入れてしっかり保存しておくべきなのです。またコンドーム自体の劣化だけでなく、周りのゼリーやジェルが乾燥することによる摩擦が強くなってしまうので、それが原因とも考えられます。
コンドームの使用期限や保管場所に気をつける
解決策としては、まず使用期限を守ることです。コンドームの使用期限は一般的に5年と言われていますが、5年ギリギリで使っても大丈夫かと言われれば安全な保証もありません。購入した日などを箱などに記入しておくといいでしょう。
また保管場所も大切です。高温多湿や直射日光が当たる場所は避けてください。また箪笥やクローゼットなど防虫剤が入っているところも危険です。防虫剤の成分がコンドームを劣化させます。
またよく言う財布の中ですが、色々なものと擦れて傷が付きやすく、銅製である10円などにコンドームは弱いため、劣化に繋がるので避けてください。
挿入直後に動いてしまう
これもコンドームが擦れて痛みを感じる要因の1つです。膣は男性器が挿入されることでその形に合わせてフィットする形になります。しかし、このフィットする時間を考慮せずすぐ動いてしまうと、膣内を引きつるような擦れるような痛みを感じてしまうことがあります。
挿入後はすぐ動かず少し待つ
そうなると解決策は簡単です。男性器を膣に挿入したら少し待ちましょう。どれくらい、というのは人それぞれ違いますが、ハグやキスをすることで数秒過ごすだけでかなり痛みは軽減されます。パートナーのことを考えるのならば、労わるように行為を行ってあげてください。
小陰唇や陰毛を巻き込んでしまう
挿入時にコンドームに小陰唇や陰毛を巻き込んでしまうこともあります。小陰唇の大きさや陰毛の長さは個人差があるため、必ず起こることではありませんが、痛さを感じる1つの要因として知っておくといいでしょう。
巻き込まないように予め広げて挿入
解決方法としては、挿入時コンドームに巻き込まれないように、小陰唇や陰毛をさりげなく広げておくといいです。これだけでもかなり痛みは軽減されます。コンドーム限定の痛みではありませんが、付けていても起こりうる原因であるため気をつけるといいでしょう。
どんなコンドームでも痛い場合の対策方法
ここまでコンドームによる痛みとその解決法をご説明してきましたが、どんなコンドームを使っても痛みが出てしまう場合があります。
その場合は低容量ピルなどを使う手段もあります。性病の防止にはなりませんが、避妊率は高いです。しかしこちらも100%ではありませんし、何より病院で診察を受けてからの購入となります。
まずは医師と相談の上決めていただいた方がいいでしょう。その診察次第では痛みの原因がはっきりするかもしれません。
なぜならばその痛みは病気である可能性もあるからです。外陰部の痛みの場合、誘発性膣前庭炎、あるいは外陰部、膣、バルトリン腺などの炎症や感染症が疑われます。
また深部の痛みの場合は、子宮頚部や子宮、卵巣の炎症あるいは骨盤内炎症性疾患により骨盤内に腫瘍ができている可能性などが挙がるなど、より深刻な病状かもしれません。
どの症状にしろ素人では判断できません。必ず医療機関で診察してもらってください。痛みがあるということは何かしらの危険信号と受け取ってもらった方がいいです。早期に受診することをオススメします。
コンドームをつけるとペニスが痛い場合
こちらは稀ですが、コンドームをつけることによって男性器に傷みを生じる方がみえます。単純に付けたくない言い訳として訴える人もいるため見極めは大切ですが、ゴムアレルギーなどを発症している可能性もあります。
ゴムアレルギーの場合は、女性同様コンドームをラテックス製のものからポリウレタンやポリイソプレン製のものに変えれば解決できるでしょう。
ではそうでない場合は何が考えられるでしょうか。主に考えられる原因は2つです。
男性器が大きくコンドームが小さい
1つ目はサイズが合っていない可能性が挙がります。男性器には個人差があります。そのため最も多く売られている標準サイズを何気なく買った場合サイズが合わない可能性があります。
痛みを伴うと言うことはおそらく男性器のサイズが標準より大きいのでしょう。その場合はLサイズのものやサイズによってはXLサイズを購入することをオススメします。
Lサイズならポリウレタンを使用した薄くて丈夫なサガミオリジナル002L、XLは製造しているところも少ないためオカモトのメガビックボーイがいいのではないでしょうか。
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コンドームの着け方が悪い
2つ目の原因として考えられるのは着け方の問題です。コンドームを装着するときに皮や陰毛を巻き込んでしまい痛みを感じることがあります。陰毛は予め剃ったり切ったりして整えておきましょう。衛生的にもその方がエチケットとして好ましいです。
コンドームの痛くない着け方
付け方の改善については正しい付け方を学んでいただくのがいちばんです。とは言ってもそれほど難しいものではありません。
- コンドームを袋の端に寄せ、パッケージを破いて取り出す。
- 爪を立てずに精液溜めの空気を抜く
- 勃起した男性器の皮を根元まで手繰り寄せる。
- コンドームをペニスの先端にあて、持っていないほうの手で毛などを巻き込まないように押さえながら根元まで巻き下ろす。
- 根元にあるコンドームを包皮ごと先端方向に動かす。
- コンドームを再び巻き下ろす。
こうする事で皮や陰毛を変に巻き込むことなくコンドームを付ける事ができます。実際に使うことになったときスムーズに使えるように前もって練習しておくことも大切ですね。