コンドームが破れるのはなぜ!?知っておきたい意外な原因
避妊、性病防止をするためにコンドームを着けることは性行為をするためのエチケットでもあります。ただこのコンドームが行為中に破れてしまうこともあります。それはどんなときでしょうか?
今回はコンドームが破れる原因やその対策についてご説明していきます。
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コンドームが破れる主な原因とは
コンドームを使った際、行為を終えてからコンドームが破れていた、なんて血の気も引くような経験をしたことは無いでしょうか。もともと製品に欠陥があったということも考えられますが、厳しい規格と審査の元製造されているため、その可能性は限りなく低いでしょう。ではなぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。
原因は以下の10の理由が考えられます。
- 袋から出す際につく傷
- 装着中に爪でつく傷
- フェラチオで使ったコンドームで挿入
- 女性が十分に濡れていない
- サイズが合っていない
- 精液溜りから空気を抜いていない
- 使用期限が過ぎている
- 財布やポケットなどで保管している
- 二枚重ねで使用している
- 外国製の怪しいコンドーム使用している
このような理由が挙げられます。それではどのような場面で起こるのか、対策としてはどのようなことができるのか解説していきます。
袋から出す際につく傷
袋から出す際に傷が付く場合があります。これはコンドームが入っている袋を完全に開け切らないことが原因となります。しっかりと袋を開けていないと、角部分など尖っているところにコンドームが当たり傷が付いてしまうことがあります。
この対策としては袋を開ける前に、袋の中でコンドームを端に寄せてください。中央にコンドームがある状態で乱暴に袋を破ると、その勢いでコンドームが破れることがあります。また端に寄せることで、袋を破りやすくなるため、中途半端な状態でコンドームを出すこともなくなります。
コンドームはとても薄いので丁寧に扱うようにしてください。
装着中に爪でついた傷
コンドームを装着するとき無意識のうちに爪を立ててしまったことにより、コンドームに傷が付いてしまうことがあります。女性が着けてあげるケースでは特に起こりやすいケースです。女性は爪が長く、ネイルをしていた場合、ラインストーンなどで引っ掛けてしまうこともあります。
対策としては男女とも爪を切って長い状態にしないことが大切です。ネイルをしている女性は着けるのを控えましょう。爪を切る事はは女性の膣内を傷つけないためにも必要な処置です。エチケットとしても性行為前には爪をしっかり整えておきましょう。
フェラチオで使ったコンドームで挿入
オーラルセックスの一種であるフェラチオのとき、性病予防のためコンドームをすることは大変効果的です。ただこのときコンドームが歯に当たって傷つくことがあり、そのコンドームをそのまま使って挿入すると性行為中破れることがあります。
対策としてはオーラルセックスと膣性交ではコンドームを分けることです。勿体無いと思う方もみえるかもしれませんが、お互いの健康、そして避妊をするためには大事なことなので必ず分けて使用してください。
オーラルセックスでもコンドームが必要なの?と思った方は、コンドームだけでは防ぎきれない性病について紹介したページを設けていますので、今一度性病に対して正しい知識を持つことがおすすめです。
女性が十分に濡れていない
女性の膣内が十分に濡れていないと、摩擦によってコンドームの表面が傷つき破れることがあります。濡れていないままの性行為は女性側も痛みを感じますし、男性側も気持ちよくはないですので、しっかり濡れてから挿入するようにしましょう。
したがって対策としては挿入前の愛撫でしっかりと膣分泌液を出してもらえるよう感じさせてあげることが大切です。またどうしても濡れないと言う場合はローションを使うことも手段として有効です。
サイズが合っていない
サイズが合っていない可能性があります。特に男性器より小さいものだと、使用中に男性器の太さに絶えられず破れてしまうことがあります。
対策としてはサイズ選びのときに自分に合ったものを選ぶことです。何も考えないと標準サイズを選ぶことがほとんどになりますが、標準がきつい場合はLサイズやXLサイズの可能性もありますので、男性器の太さを測定し、自分に合ったサイズを知っておいてください。
精液溜りから空気を抜いていない
装着時の注意として多いのがこの空気抜きです。手早く着けるために空気を抜いていないことによって、性行為中に先端部分が破裂してしまうことがあります。
対策としては装着するときに精液溜りを人差し指と親指で摘み、空気を抜いて亀頭部分にあて空気が入らないように巻き下ろすことが重要です。
使用期限が過ぎている
コンドームの使用期限は5年となっています。ただ5年と言わず古いものはゴムの劣化が進行しているため、硬化し伸縮性が失われ破れやすくなっています。自分で用意していないコンドームを使うと、どれだけ時間がたったものか分からないため、このようなことが起こります。
対策としては自分で用意したもの意外は極力使わないこと、そして自分の持っているものでも古いものは使わず新しいものを買い換えることです。
財布やポケットなどで保管している
先ほど自分で用意したものを使った方がいいと対策としてご紹介しましたが、その保管の仕方も大切です。財布やポケットに入れている方がいますが、この保管方法はオススメできません。
コンドームは非常にデリケートなものです。そのため財布やポケットに入れておくと衝撃が与えられ、コンドームが傷つくがあります。また財布の中の10円玉は銅製になるため、コンドームを劣化させる原因となります。
これで劣化したり傷つくことによって性行為中、破れてしまうことがあるのです。対策としては箱やコンドームケースなどにいれ、鞄の頻繁に開け閉めしないポケットに入れておくといいです。衝撃や銅製品からコンドームを遠ざけてあげましょう
二枚重ねで使用している
都市伝説として有名なのはコンドームを二枚重ねにすると避妊の効果が上がると言うものがありますが、これははっきり言って間違いです。コンドーム同士が摩擦で擦れてしまい破れてしまいます。効果が2倍どころか通常以下、むしろ逆効果になります。
対策と言うほどではありませんが、コンドームは必ず1枚ずつ使いましょう。コンドームは正しく使えば1枚で十分な効果を発揮します。
外国製の怪しいコンドーム使用している
外国製のものには日本製のものよりかなり安価なもが存在します。ただその安全性は保障できるものではありません。この安全性が保障されないコンドームを使えば破れる可能性は高いです。
対策と言うよりも、信頼できる製品を使ってください。日本のコンドームの品質は世界一と言われています。自分たちの身体を守るものです。安全性の高い国内製を使用しましょう。
番外:意図的に穴があけられている
これは極稀であるため10の原因には入れませんでした。意図的に穴があけられていることがあります。これはパートナーである女性が開けていることがありますし、友人のイタズラかもしれません。
これはパートナーである男性と結婚したい、あるいは妊娠したいと願うことにより開けてしまうことがあるようです。ただ先ほども言ったようにこんな事があるのは本当に稀です。ただ、もしされていたとしても女性を怒らないであげてください。
対策としては自分で用意したコンドームを使うことです。女性が用意したものだとそのような細工がされている可能性もあります。また装着時に目視でも確認するといいでしょう。
コンドームが破れていたら
コンドームが破れていることに気づいたら血の気が引くでしょう。しかし焦っても正しい対策は出来ません。まずは落ちついて破れている状況を確認しましょう。
その上でコンドームの性質として避妊そして性病予防が出来ていれば、最悪破れていても焦る必要はないのです。もっと言えば精液が漏れていなければ問題ないのです。
ただ破れている以上なかなか難しいでしょう。そうなると破れたことに気づいたタイミングで対策が違います。それは性行為中、または性行為後で違うのです。
性行為の最中に気付いたら
性行為中の場合に気づいたらすぐにコンドームを変えましょう。破れていることに気づいても、そのまま行為を続ければコンドームは破れたところからさらに裂け、着けていないのと同じ状態になってしまいます。
性行為前の装着時に気づいても同じです。少しでも破れているものはすぐに新しいものに着け替えましょう。
性行為が終わった後に気付いたら
性行為後に気づいた場合は、まず精液が漏れていないか確認しましょう。その程度の破れであれば妊娠や性病の感染の可能性は低いです。
ただ可能性が低いだけで、妊娠あるいは感染していないとも限りません。コンドームが破れていることを確認したらすぐに医療機関にかかりましょう。
避妊薬であるピルを飲むにしても72時間以内に服薬しなければいけません。妊娠、感染の状態を確認するために医師の診断を受けることをオススメします。