麦粒腫(ものもらい・めばちこ)に効く市販のおすすめ目薬
ある日気が付くと目の淵、まぶたの部分に小さなデキモノのようなものが…。
痛かったりかゆかったり、とにかく不快ないわゆる「ものもらい」と呼ばれる目の病気です。時折できては治っていくという経験をされたことがある方は少なくないでしょう。
ではこの「ものもらい」とは何か、何が原因で出来てしまうのか、また市販のもので効果のある目薬はどれか、などについて紹介、解説していきます。
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麦粒腫(ものもらい・めばちこ)に効く市販の目薬
麦粒腫(ものもらい・めばちこ)になった時、多くの方がその対処のために薬局などで目薬をお買い求めになると思います。ここで大切なのは、市販の目薬の中でもしっかりと抗菌作用のある目薬を選ぶことです。
当然ですが、疲れ目やカスミ目に効く目薬を麦粒腫(ものもらい・めばちこ)ができた目に点眼しても効果はありません。ここではそんな市販の目薬の中で、麦粒腫(ものもらい・めばちこ)に効く目薬を紹介していきます。
どんな成分が効果があるのか
麦粒腫(ものもらい・めばちこ)に対して効果のある目薬には、必ず抗菌作用のある成分が含まれています。日本における市販の目薬において比較的使用されているのは、「スルファメトキサゾール」という成分です。
これはサルファ剤と呼ばれる化学療法薬の一つとなっていて、細菌のDNA合成を阻害することで抗菌作用を示します。真菌やウイルスには効果はありません。
スルファメトキサゾールという成分が含まれた目薬は基本的に麦粒腫(ものもらい・めばちこ)に効果があると言えるでしょう。
麦粒腫(ものもらい・めばちこ)に効果のある目薬とその口コミ
市販の目薬の中から麦粒腫(ものもらい・めばちこ)に効く目薬と、ネット上にあったそれらの目薬の口コミを紹介します。あくまでも口コミなのでご参考程度にどうぞ。
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ティアーレ抗菌目薬の口コミ
抗菌成分であるサルファ剤を基準内最大配合した麦粒腫(ものもらい・めばちこ)に効く目薬です。使い切りタイプのため清潔に使える上、小さなお子様にも使用していただけます。
- 麦粒腫(ものもらい・めばちこ)ができた時は必ず使用。しみないので使いやすい。
- 一回ごとの使い切りなので雑菌などの心配もなく目薬が無駄にならない
ロート抗菌目薬iの口コミ
こちらもロートから発売されている麦粒腫(ものもらい・めばちこ)のための目薬です。抗菌成分であるサルファ剤に加えて、抗炎症成分も配合。一回使い切りなので衛生的に使えます。
- 使用から二日で目の赤みがとれ、三日目には腫れと痛みが引いた。即効性を感じた。
- その効果に驚き、麦粒腫(ものもらい・めばちこ)が出来たら必ず使用しているお守りのような存在。
- 使い始めて一日目で腫れが引き、二日目には見た目が元通り、三日目には完全に治った。
サンテ抗菌新目薬の口コミ
参天製薬から発売されているスルファメトキサゾール配合の麦粒腫(ものもらい・めばちこ)に効く目薬。HPMCを配合することで目の中での滞留時間を長くし抗菌力をアップさせています。目のかゆみや炎症にも効果のある成分も合わせて配合されています。
- 買って良かった。一日でかなり改善した。
- 市販品と期待していなかったが、翌日には腫れが引いていた。
- 目の粘膜が弱い私にとっては手放すことができない目薬。
新サルファグリチルアイリスの口コミ
スルファメトキサゾールナトリウムに合わせて、炎症やかゆみをしずめる成分も配合。麦粒腫(ものもらい・めばちこ)ができていく過程に合わせて処方設計されている、しみないソフトなさし心地の目薬です。
- 目の違和感がとれた。病院に行く時間が無い時にも使えて便利。
- 刺激もなく腫れの引きも早かった、一週間ほどで完治した。
- 常備しておかないと不安、何個リピートしたかわからない。
病院で処方される薬
麦粒腫(ものもらい・めばちこ)ができた時に病院に行った場合、それがはっきり細菌が原因による麦粒腫(ものもらい・めばちこ)と診断されれば点眼薬が処方されます。
その際に処方されることがある点眼薬について紹介しておきます。もちろんここに紹介したもの以外の点眼薬もありますのであくまでも参考程度にご覧ください。
クラビット点眼液
レボフロキサシンを成分として使用した目薬で、黄色ブドウ球菌などのグラム陽性菌に対して殺菌効果を発揮します。麦粒腫(ものもらい・めばちこ)の際に処方される薬としてはかなりメジャーです。
オフロキシン点眼液
オフロキサシンを成分とした点眼液でクラビット点眼液のジェネリック薬品です。クラビット点眼液の方が抗菌作用が強いと言われているようです。
麦粒腫(ものもらい・めばちこ)とは
まぶたの部分が赤くはれ、痛みやかゆみをともなう、いわゆる「ものもらい」に悩まされたことがある方は決して少なくないでしょう。そもそもこの「ものもらい」というのは一体なんなのでしょうか。
まず「ものもらい」には麦粒腫と霰粒腫という二つの種類があり、ここでは麦粒腫の方に関して解説していきます。
人間の目のまぶたの縁にはマイボーム腺と呼ばれる特殊な皮脂腺があります。これは涙液膜が蒸発、涙が頬へ垂れ流れることを防止し、まぶたの中の気密性をたもつための皮脂の供給を行っています。
またマイボーム腺の付近にある毛穴や脂腺が化膿性の炎症を起こした状態のことを「ものもらい」といい、学術的には麦粒腫といいます。
麦粒腫(ものもらい・めばちこ)の原因
麦粒腫(ものもらい・めばちこ)は、まぶたにあるマイボーム腺や毛穴が化膿性の炎症を起こすことで発生しますが、なぜ炎症が起きてしまうのでしょうか。
その原因はおもに黄色ブドウ球菌によるものです。黄色ブドウ球菌が上記のような脂腺や毛穴に入りこみ炎症を起こすことによって麦粒腫(ものもらい・めばちこ)が発生します。
ちなみに、黄色ブドウ球菌は多くの健康な人の鼻腔内などに常在しています。普段は感染力はそこまで強くなく発病することはあまりありませんが、免疫力が低下した時などに炎症を引き起こします。
麦粒腫(ものもらい・めばちこ)の症状
麦粒腫(ものもらい・めばちこ)になると、まぶたの一部分が腫れてきます。その部分を指で押すなどの圧迫することによって痛みが生じます。
腫れがまぶた全体に広がることもあり、目やにが出始める場合もあるでしょう。そのほかには目がかゆくなったり、目がゴロゴロするなどといった違和感を感じることもあります。
数日中に皮下部分に膿が表れ始め、皮膚が破けるとそこから膿が出て症状は鎮静化することが多いでしょう。ただし時として膿が出た後に重症化することもあります。
また、よく似た症状に冒頭でも少し触れた「霰粒腫」という目の病気があります。こちらも非常に症状は良く似ているのですが、無菌性のものなので麦粒腫(ものもらい・めばちこ)とは違ったものになります。
麦粒腫(ものもらい・めばちこ)の治療方法
麦粒腫(ものもらい・めばちこ)になった場合、一般的に黄色ブドウ球菌の繁殖を抑えるため、抗菌作用のある目薬や軟膏が使われます。時として重症化した麦粒腫(ものもらい・めばちこ)には飲み薬を使う場合もあります。
抗菌作用がある目薬などを使うことによって、これ以上の黄色ブドウ球菌などの繁殖を抑え、化膿を抑えていきますが、その間に新たな菌の感染を防ぐためにも、目の周りを清潔に保つようにしましょう。
そのためには不潔な状態の手で目をこすったりしないように注意が必要です。また、コンタクトレンズやアイメイクもなるべく控えるようにしましょう。