おすすめのホワイトニングマウスウォッシュと上手な選び方
笑顔や話している時、相手が白くきれいな歯だと憧れませんか?特に女性は白い歯を常に意識してケアをされている方も多いと思います。もちろん男性でも歯には気を使っている方がみえます。
しかし歯を常に白く保つのは相当大変です。人によっては定期的に歯医者に通い、ホワイトニングを行っている方もみえます。それを自分でも保ち続けられるとしたら如何でしょうか?実はワンアイテムでその効果を期待できるものがあるのです。
こちらではおすすめのホワイトニングマウスウォッシュと上手な選び方についてご紹介していきます。
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歯の色が黄ばむ原因
そもそもなぜ歯は黄ばんでしまうのでしょうか、そこから考えていきましょう。
それを知るにはまず歯の構成物質から理解する必要があります。歯は以下のような4つの主となる4つと、その他3つの合わせて7つ組織で構成されています。
- 象牙質
歯の主体をなす硬組織で、約70%がヒドロキシアパタイトを主成分とする無機質、20%が有機物、10%が水から出来ています。大部分は石灰化したコラーゲン繊維である石灰化象牙質からなり、歯の中心部である歯髄側には象牙前質と呼ばれる未石灰化領域が存在します。 - エナメル質
歯冠表面を覆う極めて硬い物質です。体の中で最も硬い組織とも言われています。約96%が象牙質と同じヒドロキシアパタイトを主成分とする無機質、残り4%が水と有機物で構成されています。
表面及び象牙質近傍を除く、太さ5~7μmのエナメル小柱により構成されています。ヒトにおいては4個のエナメル小柱が形成されると考えられています。 - セメント質
歯根全体を覆う硬組織。約60%がヒドロキシアパタイトを主成分とする無機質、25%が有機物、15%が水から出来ています。 - 歯髄腔
歯の中央部に存在する歯の外形とほぼ一致している空洞で、歯髄に満たされており、神経や血管が存在します。 - その他
歯肉、歯根膜、歯槽骨があり、これとセメント質を歯周組織と言います。
これだけ見るとエナメル質に黄ばみの原因となる物質が付くのではないか、と思われるかもしれませんが、黄色く見える理由はそれだけではないのです。
歯の構成はエナメル質の下に象牙質があるという状況になるのですが、象牙質は乳白色が基本となります。ただこれも個人差があり、白に近い乳白色の方も見えれば、黄色に近いものの方もみえるようです。
またエナメル質は色が半分透けている組織であることも分かっており、歯の表面の光の反射やエナメル質の透明度や厚さによって象牙質の色の見え方は変わります。
要するに、歯の色というのはこの象牙色の色の影響を受けている場合もあり、もとから黄色に近い色合いの象牙質で、エナメル質が薄い場合は黄ばんで見えてしまう方もみえるというこです。
しかし象牙色がどのような色であろうと、さらに黄ばむのはやはり原因があります。それが以下の6つになります。1つずつその原因を見ていきましょう。
- 食生活
- タバコによるヤニ
- 虫歯
- テトラサイクリン
- 加齢
- 遺伝
食生活
当然ですが毎日食事をする以上、歯には様々な食べ物が付着します。もちろん歯磨きなどで洗浄をすると思いますが、歯が黄ばんでくる原因として考えられるのは、この食事によってエナメル質にステインが沈着することが考えられます。
ステインとは着色汚れのことで、毎日食べているものや飲んでいるものの色素がステインとなり歯に付着します。それが蓄積されることにより歯が黄ばんでいきます。特にステインが沈着しやすいのは着色料が濃い食べ物、タンニンやカテキンが入っている飲み物、ポリフェノールが入っているものなどが挙げられます。
タバコによるヤニ
タバコのヤニは歯だけでなく、長期的には壁紙などにも黄ばみを生む成分となっています。そのため歯にも黄ばみとして沈着してしまいます。
虫歯
虫歯は、糖質などを虫歯菌が分解する際に出る酸によって歯が溶かされることで起こる病気です。この歯が溶かされることが原因で黄ばみが起こることがあるそうです。
さらに虫歯の治療のため、神経を抜く治療をした場合、歯には栄養が行き渡らなくなるため、歯がどんどん変色していき黄ばみが際立つこともるそうです。
テトラサイクリン
抗生物質の一種であるこのテトラサイクリンは昭和40年代に処方されていたもので、歯の黄ばみの原因になったと考えれています。
妊娠中にこの薬を服用していたり、乳児から7歳までの時期にテトラサイクリンを飲んでいたりした場合、歯に変色が現れる場合があるそうです。黄ばみや縞模様になるのが特徴となっており、子供の歯の黄ばみの原因としても考えられています。
加齢
若い頃は歯が白かった人でも、年齢を重ねることによって歯の黄ばみが目立つことがあります。加齢によって表面のエナメル質が薄くなり、象牙質の黄色っぽいが見えるようになってしまったことが原因として挙げられます。
遺伝
先述した通り、象牙質の乳白色には個人差があります。またエナメル質の透明度や厚さによっても見え方が変わってきます。このあたりは遺伝でも影響を受けやすくなっています。
特に日本人は欧米人に比べて歯の黄ばみが目立ちやすくなっています。これは日本人の歯が欧米人のそれと比べてエナメル質が薄く、象牙質の色が透けやすいのが理由として挙げられます。
両親や祖父母あるはもっと前の先祖から遺伝によって影響を受けている可能性も少なくはありません。
歯の黄ばみの予防方法
さて、原因が分かったところでその予防方法を見ていきましょう。とは言っても先述の原因である加齢や遺伝は予防の方法がないので、こちらでは除外します。ステインによる沈着による黄ばみや虫歯によるものは対処のしようがあります。
まずステインの沈着による黄ばみは、時間の経過とともに歯の表面に強固に汚れが吸着して、通常のブラッシングやフロスでは取れなくなってしまいます。
ただ歯そのものが変色しているわけではなく表面の汚れなので、早めのケアで汚れが吸着するのを防ぐ、また吸着した汚れを取り除くことが必要です。これは日ごろの習慣のちょっとした工夫で対策ができます。
唾液で歯を磨く
歯を磨くと言われるとブラッシングのイメージがありますが、外出先などではそれが出来ない場合もあります。そんな時は唾液を使って舌先で歯の表面を磨くようになぞる方法で色の沈着を防ぐことができます。
唾液が流れていると常に歯の表面が表れている状態になり、汚れも付着しにくくなります。そのためこれをするだけでも黄ばみを防ぐ手助けになります。
色が濃いドリンクを飲んだ後は水でうがいを
色が濃いドリンクは色素沈着を起こしやすいので、黄ばみを避けるためにも早い段階で汚れの原因となる物質を落とす必要があります。これは水でゆすぐだけでも予防できるので、最後には水を口に含み軽くゆすぐようにして、飲み干すことをおすすめします。
研磨剤入りの歯磨き粉は避ける
黄ばみの予防にはもちろん歯磨きが必須となります。その際使う歯磨き粉ですが、研磨剤を含むものはホワイトニング効果があると宣伝されています。
しかし使用方法や頻度に注意が必要で、一時的に歯の表面はきれいになりますが、エナメル質が削られて、かえって色素沈着を起こしやすい歯になります。
歯磨きの時に歯ブラシを細かく動かし、歯垢をしっかり落とすようにすれば歯磨き粉に頼らなくても十分きれいになるので、研磨剤が入っているものを使うのは避けましょう。
ホワイトニングの方法
さて、歯磨き粉の部分でも触れましたが、黄ばみを予防あるいは除去して白い歯を保つにはホワイトニングが必要と思われます。では研磨剤を除いて、そのホワイトニングにはどのような方法があるのでしょうか?
これには「歯の表面の汚れを落とす方法」と「歯の本体を漂白する」という2つの方法があります。それぞれの方法を少し詳しく見ていきましょう。
歯の表面を削って白くする方法
歯の表面を削って白くする方法は、歯医者に行くとよく行われる施術になります。専用の道具を使い、強固な黄ばみが沈着した部分を削り取ってしまう方法です。
先述の研磨剤によるホワイトニング効果に近いところがありますが、歯科医院ではその後のケアもしっかりしてくれるので、その後の沈着はしにくくなっています。とは言え、自宅でもブラッシングによる黄ばみの予防は継続しなければいけません。
歯そのものを白くする方法
歯そのものを白くする方法もあります。専門の歯科医院で、歯の表面に漂白効果のあるホワイトニング剤を塗り、ライトやレーザーで光を照射して白くする方法です。
その主成分は「過酸化水素」と呼ばれるもので、この物質は熱を加えることで分解され、酸素と水になります。この際発生する活性酸素が歯の沈着の原因である有機物色物を分解するのです。
またこの効果によって歯のエナメル質の表層は球状に変化し、光が乱反射するようになって曇りガラスのように見えるマスキング効果が得られ、さらに歯が白く見えるようになります。
この過酸化物を扱えるのは歯科医療機関のみで、それ以外は法律で禁止されています。そのため市販のホワイトニング商品やエステのセルフホワイトニングには使用されていません。
ホワイトニングマウスウォッシュの選び方
以上のことからも分かる通り、ホワイトニングマウスウォッシュと言えど、黄ばみを落とすホワイトニング効果を得ることはできません。それではホワイトニングマウスウォッシュとはどのような効果があるのか、それはステインの沈着を防ぎ白い歯を保つ、黄ばみ予防の効果が期待できると言うことです。
つまり元々白い歯か、あるいは歯科医でホワイトニングの施術を受けた後の白い歯を守るために使用できると言うことになります。
ステインの沈着防止、または引きはがしの効果があるのはポリリン酸と呼ばれる成分です。こちらは歯に付着したステインに近づくと、汚れを浮かして剥がし、表面をきれいにすると同時に、歯の表面をコーティングすることにより歯質を強化し、ステインの再付着を防止する働きをもちます。
このような成分を持つ物を中心に、歯の黄ばみや着色汚れに強いという特性を持った製品を探すと黄ばみの予防効果を期待できるマウスウォッシュを選べます。
おすすめのホワイトニングマウスウォッシュ:厳選3種
それでは黄ばみ予防に最適なおすすめのホワイトニングマウスウォッシュをご紹介していきます。先述した成分を含んだものや、着色汚れのケア、ステインの沈着予防などに効果があるものを選ばせていただきました。
美健コーポレーション / パール ホワイトプロウォッシュ
現在の価格はコチラ |
こちらはポリリン酸を含むマウスウォッシュです。先ほどご紹介した通り、ステインの引きはがしと、再付着を防ぐ2つの効果を持っているので、まさに白い歯を守るには最適のマウスウォッシュとなっています。
刺激の強いハードと、低刺激のノーマルがあるので使いやすい方を購入しやすいのも嬉しいところです。
ローレンシア / マウスビューティー
現在の価格はコチラ |
ホワイトニングができるマウスウォッシュとしては有名な商品です。 口臭予防やホワイトニングなどのオーラルケアを目的としており、成分も植物由来のものが多いため、体にも優しいものとなっています。
人体への影響が少なく、ホワイトニングの効果を得たいというのであればこちらがおすすめです。
オーラツー(Ora2) / ステインクリア デンタルリンス
現在の価格はコチラ |
こちらはステインの除去に特化したマウスウォッシュです。ステインコンロール成分が黄ばみの原因となるステインに染み込み溶かし出し、歯面をコートしてステイン付着を抑制します。
ノンアルコールタイプで低刺激、口臭予防の効果も持っており安心して使える製品となっています。