おすすめの赤ちゃん用体温計と失敗しない上手な選び方

赤ちゃんの体調管理に欠かせない指標が体温です。しかし、それを測る体温計と言っても、赤ちゃん専用のもの、またはおでこや耳、腋など測る部位が違うもの、さまざまな種類が存在します。
思わず「一体どの体温計を買えばいいの?」と迷ってしまいますよね。ここでは、そんなあなたの赤ちゃんにピッタリな体温計の選び方をご紹介します。
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赤ちゃん用体温計の必要性
赤ちゃん専用の体温計が必要かどうかは赤ちゃんの「おとなしさ」によって違ってきます。検温を嫌がらず長時間じっとしていられる赤ちゃんには、家にある大人用の体温計で測れてしまう場合もあるのです。
なぜ赤ちゃん専用の体温計が必要なのでしょうか? それは赤ちゃんが長時間じっとしていられなかったり、大人用体温計を腋に挟んだ時のヒヤッとする感覚を嫌がって暴れ出したりして、検温しづらいためです。
赤ちゃん用と大人用の体温計の違い
赤ちゃん用と大人用の体温計で大きく違うのが検温の早さと刺激の少なさです。赤ちゃん用の体温計は大人用と違い、じっと待たなくても検温できたり、腋に挟んだ時に刺激が少なくなるように工夫された仕様となっています。
もし「赤ちゃん用体温計を買う必要があるのかな?」と悩んでいるのであれば、まず大人用の体温計で検温してみてください。大人用の体温計で問題なく検温できるようであれば、赤ちゃん用体温計を買う必要はありません。一方でもし検温しづらいようであれば、赤ちゃん用体温計の購入を検討しましょう。
赤ちゃんの体温計の種類
体温計には計り方によってさまざまな種類が存在します。赤ちゃん用体温計として多くの人々が使用しているものには、大きく分けて2種類が存在します。
- サーミスタ式
- 赤外線式
それぞれの仕組みや特徴について、簡単に解説していきます。
サーミスタ式体温計
サーミスタは、電子回路等に使われる部品で、熱を感知すると抵抗値が変化します。その性質を利用して体温を測るのがサーミスタ式体温計です。
また、サーミスタ式の体温計には2種類の測定方式があります。
- 実測式
- 予測式
それぞれ検温の速度や正確さなど特徴が違いますので詳しく紹介していきます。
実測式の特徴
実測式はセンサーが感知した体温をそのまま表示する体温計です。正確な温度を測定するためには、センサーの温度が体温と等しくなるのを待たなければなりません。
一般的に5〜10分かかってしまいますが、デジタル式体温計の中で最も正確に測れるのが特徴です。
予測式の特徴
予測式はセンサーの温度上昇具合から最終的な温度を予測する体温計です。
実測式と違い、センサーの温度が体温と等しくなるのを待つ必要がないため、数十秒程度でやや正確な体温を測れるのが特徴です。
赤外線式体温計
赤外線体温計は黒体放射の原理により体温を測定します。分かりやすく言えば、皮膚から出る赤外線を検知し体温を測定します。
おでこで測るタイプや、耳の穴で測るタイプなどがあり、それぞれ1秒程度で比較的正確な体温を測れるのが特徴です。
失敗しない!赤ちゃん用体温計の選び方
大人用の体温計で赤ちゃんの体温を計らない場合、赤ちゃん用の体温計が必要です。赤ちゃん用体温計には測る部位によって種類が存在しており、どの体温計を選ぶのがベストかというのはご家庭によって違います。
- おでこで測るタイプ
- 耳の穴で測るタイプ
- 腋で測るタイプ
それぞれに特徴が違い、メリット・デメリットがありますので、ご自身の赤ちゃんに合った体温計を選んであげるようにしましょう。以下で、それぞれの種類を詳しくご紹介しますので、赤ちゃん用体温計を選ぶ際の参考にしてください。
おでこで測る体温計の特徴
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おでこで測るタイプは赤ちゃんのおでこに体温計を当てる、もしくは近づければ1秒で検温できるのが特徴です。おでこから出る赤外線を感知し検温します。
また、おでこ式には肌に触れて体温を測る接触式と、触れずに体温を測る非接触式があります。
非接触式には赤ちゃんの姿勢を気にすることなく検温できますが、検温中に場所がずれると正確に計れなくなってしまうため、接触式の方が正確に計れる分、優れているといえるでしょう。
おでこで測る体温計のメリット
おでこで測るタイプは寝ている間に気づかれることなく測定することができるため、検温中じっとしていられない、体温計を見ただけで泣き出してしまうような赤ちゃんにおすすめです。
耳掃除の嫌いな赤ちゃんの場合、耳で測る体温計は使いにくいため、おでこで測るタイプの体温計は非常におすすめといえるでしょう。
また非接触式であれば、触れることなく検温できるため抵抗力の弱い赤ちゃんにとっては衛生的にもよく、体温以外にもミルクの温度などを測定することが出来るのがメリットです。
おでこで測る体温計のデメリット
おでこで測るタイプは寝ている間に気づかれることなく検温できる反面、検温中に場所がずれると正確に計れなくなるなど、やや正確性に欠けるのがデメリットと言えます。
耳の穴で測る体温計の特徴
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耳の穴で測るタイプは体温計の先についている突起を赤ちゃんの耳に入れて測るのが特徴です。鼓膜から出る赤外線を感知し検温します。
耳の穴で測る体温計のメリット
耳の穴で測るタイプは1秒で測定することが出来るため、検温中じっとしていられない、体温計を見ただけで泣き出してしまうような赤ちゃんにおすすめです。特に耳掃除が好きな赤ちゃんにおすすめです。
耳の穴で測る体温計のデメリット
耳の穴で測るタイプは体温計の方向によって、耳の鼓膜ではなく内壁を測ってしまいやや検温の正確性に欠けるということや、赤ちゃんの小さな耳の穴に突起を入れるのが難しいというとったデメリットがあります。
また、体温計の先についた突起を直接耳の中に入れるため衛生面に気をつけなければいけません。突起について赤ちゃんの耳の雑菌が繁殖してしまい、外耳炎や中耳炎などの原因になってしまう恐れがあります。
腋で測る体温計の特徴
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一般的に体温計と言われてまず最初に思い浮かぶ形なのが、腋に挟んで測るタイプの体温計です。病院などで使われる一般的なだれでも使える長いサイズのものと、赤ちゃん用に設計された短いサイズのものがあります。
また、赤ちゃん用は先端部分がゴム製で柔らかく、曲がるようになっており、赤ちゃんが嫌がりにくい設計になっています。
腋で測る体温計のメリット
赤外線式ではなく、サーミスタ式であるため、赤ちゃん用体温計として販売されているものの中で、比較的正確な検温が出来るというのが最大のメリットです。
腋で測る体温計のデメリット
正確な体温を測るために数十秒〜数分の時間がかかってしまいます。また、おでこで測るタイプや耳の穴で測るタイプと違い、赤ちゃんの服を脱がさなければならないのがデメリットでしょう。
測る部位別、赤ちゃん用おすすめ体温計:厳選3種
さまざまな種類のある赤ちゃん用体温計ですが、どのタイプの体温計がご自身の赤ちゃんにピッタリなのか判断できましたでしょうか?
ここからは、おでこで測るタイプ・耳の穴で測るタイプ・腋で測るタイプの3種類それぞれの、おすすめの体温計を厳選してご紹介します。どのタイプの体温計を選ぶかが決まっている方は、ぜひ選択肢の1つに加えてください。
おでこで測る体温計:ピジョン / チビオンTouch
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チビオンTouchはおでこに接触させて測るのが特徴的な体温計です。
赤ちゃんのおでこに当ててわずか1秒で正しく測定でき、さらには左右どちらの手でも持ちやすいというのも魅力的です。そのため、耳や腋で測るタイプと比べて、赤ちゃんを抱っこしながら測るときにも快適に使えます。
非接触式のおでこ式とくらべると、検温中に位置がずれることが少なく、文字表示が大きいため、より正確な検温ができます。また赤ちゃんの平熱がいったいどのくらいなのか? を把握するために便利な検温記録表がついていることから、赤ちゃんの体調管理がしっかりできるという点でおすすめ商品として紹介させていただきました。
じっとしていられない赤ちゃんや、耳掃除が嫌いな赤ちゃんにおすすめの体温計です。また、赤ちゃんの検温は毎日やる必要があることから、仕事をしながら子育てをするママさんにもおすすめの体温計です。
耳の穴で測る体温計:テルモ / ミミッピヒカリ
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ミミッピヒカリは赤ちゃんの耳に入れて測るのが特徴的な体温計です。
突起を赤ちゃんの耳に入れて、わずか1秒で検温ができます。衛生面で気をつけなければならないのがネックな耳式体温計ですが、ミミッピヒカリには突起につける取り替え可能なプローブカバーが付いており、使用後すぐに取り替え、洗浄することで常に清潔な状態を保つことができます。
突起部分に抗菌処理が施されているものが多い耳式体温計ですが、取り替え可能なプローブカバーがついているという衛生面の良さでおすすめとして紹介させていただきました。
「耳式体温計が便利そうだけど、衛生面が心配」というママさんにとって一番安心して使いやすい商品がミミッピヒカリです。
腋で測る体温計:オムロン / けんおんくん MC-682
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けんおんくんMC-682は赤ちゃんの腋に入れて測るのが特徴の体温計です。
おでこで測るタイプ、耳の穴で測るタイプと比べ正確に体温を測定できるのが魅力です。さらにこの商品は先端が柔らかいゴム素材で出来ており、赤ちゃんの動きにあわせてフィットするため、検温中に赤ちゃんが動いても安心です。
一般的におでこで測るタイプ、耳の穴で測るタイプの体温計に比べて検温時間が長いのが腋で測るタイプの体温計のデメリットでしたが、この商品はわずか15秒で検温することができ、同種類の中でも圧倒的に短い時間で検温することができます。
また15秒たった後にも10分間検温し続ければ、さらに正確な体温を測定することが可能な優れものです。
検温中にどうしても動いてしまう赤ちゃんや、普通の体温計を腋に挟んだときのヒヤッとした感覚が嫌いな赤ちゃん、また「より正確な検温がしたい」というママさんにとっておすすめの体温計といえるでしょう。