おすすめの馬毛歯ブラシと効果や口コミ評判
一般的な歯ブラシを使っていると歯茎が腫れたり、血が出たりして使いづらいと思う方はどれくらいみえるでしょうか?基本的に化学繊維を使っているため、体に馴染まないものも多く、力の入れ方によっては歯茎を傷つけてしまうこともあります。
そのために毛先の硬さはJIS規格で厳しく決められていますが、それでも痛みを感じる方はみえるでしょう。そんな方々におすすめなのが馬毛を使用した歯ブラシです。動物毛は体に馴染みやすく使いやすいのが特徴です。
馬毛歯ブラシをご存知ない方もみえると思うので、こちらではおすすめの馬毛歯ブラシと効果や口コミ評判についてご紹介していきます。
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馬毛歯ブラシとは?
冒頭で振れましたが、動物毛を使った馬毛歯ブラシって何?と疑問を持たれる方もみえるのではないでしょうか。そこでまずはこの馬毛を含む動物毛について説明していきます。
歯ブラシの刷毛部分の素材は基本的に95%がナイロン製となっています。これ以外にもポリブチレンテレフタレートやシリコンゴムを配合してあるものと様々ですが、どれもプラスチックの一種となるため毛先は硬くなっています。
このような素材になると、力を入れすぎて磨いた場合、歯茎や歯のエナメル質を傷つける危険性があります。それに比べて天然の動物の毛は硬すぎず口当たりも良いので、歯や歯茎を傷つけることなく、かつ適度な刺激で歯垢を除去できる硬さとなっています。
特に馬毛は非常にやわらかく口当たりがとても優しいのが特徴です。乗馬などをしたことがある方はご存知かもしれませんが、整えられた馬の毛はとてもやわらかく触り心地がいいです。
馬毛には負けますが、それは人の毛髪など触ってもらっても分かると思います。一部を除いては肌触りは良く痛みや違和感を感じることはないでしょう。それどころか人毛ですら心地よい肌触りだと感じる方もみえると思います。
口内は体の中でも最も刺激に敏感な場所とも言えます。そのためナイロンなどの化学物質には少なからず反応してしまうのですが、天然物の動物毛であればそれほど違和感を感じることはないのです。
馬毛歯ブラシの効果
馬毛歯ブラシの効果は何といってもそのやわらかさにあります。これによって歯や歯茎だけでなく口内を傷つけることなく歯磨きをすることが可能となっています。特に歯茎が敏感な方や、出血を良くする方には効果的な歯ブラシと言えるでしょう。
やわらかさについては豚毛よりも優れているので、歯茎への感触は馬毛が最もいいと言われています。また後述するメリットでも触れますが、復元力でも動物毛はナイロンに勝るため、多少毛先が広がっても真っ直ぐに戻ってくれます。
これについては豚毛の方が優れていますが、動物毛ならではの効果と言えるでしょう。基本的には馬毛も豚毛もナイロンより優れている点が多いので、動物毛を使うことによる恩恵はどちらでも得られ、あとは毛先の硬さや復元力について好みで選ばれる形となります。
馬毛歯ブラシのメリット
メリットについてはここまでいろいろ触れてきましたが、ナイロンよりも優しく触れるので歯や歯茎を傷つけることはありません。これはナイロンと違い、使うごとに毛先自体が摩耗し丸くなるので、歯を削る心配が全くないためです。
馬毛の方が豚毛より滑らかでやわらかいため、口当たりがよくやわらかい刷毛をお探しの方にはぴったりの歯ブラシとなります。
また豚毛に劣るものの復元力が高く、使用後に毛先が多少開いてしまっていても元の状態に戻ろうとする力が強いため長持ちします。ナイロンでは広がると自力で元に戻ることはないので、寿命はこちらの方が長いと言えます。
馬毛歯ブラシのデメリット
しかしメリットはデメリットにもなり得ます。人毛もそうですが、一度濡れてしまうと乾燥のスピードが遅いため毛先の中で細菌が増殖してしまうなど不衛生な状態になってしまいます。これは動物毛には吸水性があるためであり、ナイロンなどよりも遅いです。
また歯や歯茎を傷つけることなく歯垢を落とせますが、弾力にやや欠けるところもあり、ナイロンに劣る部分もあります。さらに歯茎を傷つけることがないというのは、裏を返せば刺激が少ないために歯茎の引き締め効果が望めません。
また毛先が摩耗していくことに触れましたが、この摩耗した小さな毛のかけらが歯周ポケットに入ったときに、動物性タンパク質だけに過剰反応する方がみえるとアレルギー反応を発症する可能性も指摘されているため、アレルギー体質の方は避けるべき素材になってしまいます。
復元力が高いのも考えようによっては交換のタイミングがいつか分かりにくいのもデメリットです。いくら真っ直ぐに戻るとは言え、毛先が摩耗し細菌や汚れも蓄積しているとなると交換せざるを得ません。そのタイミングが計りにくいのが特徴とも言えます。
馬毛歯ブラシはどんな人におすすめ?
馬毛歯ブラシ、というか動物毛の歯ブラシ全般に言えるのはやはり口当たりの良さと、その感触です。これまで化学繊維の歯ブラシで歯茎へのダメージが大きかった方には特におすすめの商品となります。
またブラッシングの力が強い方も、こちらであれば歯や歯茎への負担を減らすことができるのでおすすめです。
馬毛歯ブラシの口コミや評判
馬毛歯ブラシの評価は高く、そのやわらかさと復元力の高さは評価のポイントとなっています。ナイロンだと毛先がボサボサになってしまうのに対し、馬毛歯ブラシは早々ならず、長持ちするという部分は特に評価を得ていました。
やわらかいのでコシがないのではと思われる方も多いかもしれませんが、製品によっては毛束の量を増やししっかりとコシを生み、毛先だけがやわらかくフィットするように工夫されているため、歯茎へのダメージなく歯垢が取れるのは好評となっています。
ただ動物毛特有の摩耗することに対しての意見もあり、使い続けると毛先が歯間に届かなくなって平面しか磨けないといった評価もありました。
おすすめの馬毛歯ブラシ:厳選3種
さて、そんな使用感の良い馬毛歯ブラシに興味を持った方も多いと思います。そこでここからはおすすめの馬毛歯ブラシを3選厳選してご紹介していきます。購入を考えてみえる方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
ケント(KENT) / 白馬毛歯ブラシ
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動物毛を使ったブラシを製造するイギリスのメーカー・ケントの馬毛歯ブラシです。白馬の毛を使っているので、非常にきれいな毛束の歯ブラシに仕上がっています。
もちろん歯茎への感触や、口当たりの良さなどは英国王室がお墨付きを付けるほどの出来上がりとなっています。一般的な歯ブラシよりは多少高く感じるかもしれませんが、このやわらかく磨きやすい歯ブラシを知ってしまったら他には戻れなくなるでしょう。
アラウ(arau.) / 天然毛(ウマ)ハブラシ
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適度なコシがあるので、軽い力でしっかり磨けるのが特徴の馬毛歯ブラシです。もちろん歯や歯茎へのダメージの軽減効果があり、超コンパクトへっとなので狭いところも磨くことが可能です。
カナヤブラシ / 馬毛歯ブラシ
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大正3年創業の老舗カナヤブラシ製の純毛ハブラシになります。ヘッドは小さく、口の中で小回りが利き口内の奥の歯垢までしっかりとれます。口の小さな女性だけでなく、顎の小さくなった現代人向けに作られた商品です。