舌ブラシ(舌クリーナー)の使い方と効果的な舌磨きの方法
口内ケアにおいて歯磨きは必須とも言えるのが歯ブラシです。しかし歯ブラシで磨けるのは歯と歯茎だけになります。オーラルケアともなると舌も入りますが、歯ブラシでは上手く磨くことはできません。
もちろん歯ブラシで舌磨きをしてみえる方は多いようですが、きれいには磨けないでしょう。そんな方々の為に舌ブラシと言うものが販売されています。そこでこちらでは舌ブラシ(舌クリーナー)の使い方と効果的な舌磨きの方法をご紹介します。
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舌ブラシ(舌クリーナー)とは?
舌ブラシとはその名の通り、舌の表面をブラッシングするためのアイテムです。舌の表面には白い苔のようなものが溜まっていると思います。これを舌苔と言い、食べカスや細菌が溜まったものになります。舌ブラシは舌苔を取り除くための道具なのです。
歯ブラシで行う方もみえますが、毛先が硬いため舌を傷つけてしまうので、舌の掃除には舌ブラシが不可欠となります。
舌ブラシや舌クリーナーと呼ばれますがこれは舌に当てる部分の材質で名称が変わっています。舌ブラシあるいは舌クリーナーは以下種類があります。
- ブラシタイプ
- へらタイプ
- スポンジタイプ
- タングスクレーパー
- 電動歯ブラシの舌磨きヘッド
このうちナイロンなどを使ったブラシタイプやスポンジタイプのものが舌ブラシ、それ以外のものが舌クリーナーと名称として分けられています。しかし例外もあり決まりはなく、その能力に明確な違いはありません。こちらのページでは便宜上舌ブラシと呼称させていただきます。
舌ブラシ(舌クリーナー)の必要性
しかし舌ブラシの必要性はあるのでしょうか?そこに疑問を持たれる方もみえるでしょう。正直「絶対に必要か」、と問われればそうとは言えません。
舌苔は除去しなくても健康上のデメリットはほとんどありません。歯や歯茎は磨かなければ虫歯や歯周病になることはありますが、舌の舌苔については健康上の指標にはなるものの、それによって病気になるようなことはほとんどないのです。
また口内は唾液による自浄作用できれいに保たれており、健康な状態であれば時間が経つと舌苔も薄くなることもあります。
ただ、唯一気になる点があるとすれば、口臭です。この舌苔の中では、嫌気性菌という細菌によって口臭の原因物質であるVSCと言う物質が生成されることがあります。つまり舌苔を放置すると口臭が酷くなる可能性はあります。
それを避けるために舌を磨いて舌苔を取り除くのであれば、先述通り、歯ブラシでは舌を傷つけるため舌ブラシが必要となるのです。要するにエチケットと言う面では必要性があると思っていただいて差し支えないです。
舌ブラシ(舌クリーナー)の効果
既に必要性の部分で触れてしまいましたが、改めてその効果としては、舌の清掃による舌苔の除去になります。舌苔の放置は口臭の原因になります。また見た目としてもあまりいいものではありません。
さらに言えば、舌苔は舌の表面に出来るわけですが、そこには味蕾細胞と呼ばれる味を感じるセンサーが存在します。そこに舌苔が蓄積すると味を感じにくくなり、自然と濃い味を求めるようになってしまいます。
濃い味付けともなれば、塩分などが増えてしまうため結果として体にとっては悪影響となってしまいます。それを避けるためにも舌ブラシで舌苔を除去するのは大切です。
舌ブラシ(舌クリーナー)を使った舌磨きの方法
それでは、舌苔をきれいにとるためにも舌ブラシの使い方を学んでいきましょう。ただ単にブラッシングすればいいんじゃないの?と思われていたかもしれませんが、舌はデリケートなので、例え舌ブラシでも丁寧に磨く必要があるのです。
- 舌をできるだけ前に突き出す
- 舌表面にブラシを当てる
- ブラシをゆっくりと前に引き出す
- 1回動かすごとにブラシを洗う
- ブラシを洗浄にして風通しの良いところに保管
上記が舌ブラシの使い方の行程ををまとめたものです。1つずつ手順を押さえながら使い方のコツを紹介しますので、ここで身につけてしまいましょう。
舌をできるだけ前に突き出す
まずは舌を出来るだけ前に突き出し、口から舌がしっかり出ている状態にしましょう。その際舌苔の様子を鏡で確認しておいて下さい。
舌表面にブラシを当てる
続いて舌表面に舌ブラシを当てます。ブラシを水に浸した後、鏡で見える最も奥に軽く当ててください。あまり奥へ力強く入れてしまうと嗚咽をもよおすので、軽く握って無理のない程度の位置に当てましょう。
ブラシをゆっくりと前に引き出す
舌に当てたら軽く手前に引いてください。この時も力を入れすぎないように注意します。また息を数秒止めながら行うと、嘔吐反射が出にくくなります。
1回動かすごとにブラシを洗う
一度手前に引いたら、その都度舌ブラシを水でよく洗い、ブラシの先に汚れが付いてこなくなるまで繰り返し行ってください。こうすることで、舌に再度汚れを移してしまう心配はなくなります。
ブラシを洗浄にして風通しの良いところに保管
ブラッシングが終わったら衛生面を考えて、洗浄した後、風通しの良いところで保管してください。こうしてブラシ部分を乾燥させることで、細菌の増殖を防ぐことができます。
舌ブラシ(舌クリーナー)の効果的な使い方
ブラッシングの方法はこれで分かっていただけたと思いますが、舌ブラシを効果的に使うには以下の点にも注意する必要があります。
- 1日1回以上使用しない事
- 舌苔の溜まる朝に使用する事
- 1度で綺麗にしようとしない事
- 舌用のクリーニングジェルを併用する
以上4つのポイントを押さえながら行うことで、効果的に舌のブラッシングを行うことができます。こちらも1つずつ見ていきましょう。
1日1回以上使用しない事
先述したように舌の表面は非常にデリケートです。そのため舌ブラシであっても1日何回もやってしまうと舌を傷つけてしまいます。そのため1度で舌苔が取れない場合も1日以上置いてから、使用時間を決めて行うのが効果的です。
舌苔の溜まる朝に使用する事
効果的な使用時間としては舌苔が溜まる朝が効果的です。夜間、特に就寝時は口内の唾液があまり出ないため自浄作用が薄まり、細菌が溜まりやすくなります。そのため、就寝前の歯磨きは必須と言えるのですが、それでも舌苔はできやすくなります。
そこで朝起きた時に舌苔を取るよう習慣づけることで、日中は舌苔が少ない状態で過ごすことが可能となります。
1度で綺麗にしようとしない事
こちらも先述しましたが、蓄積した舌苔は1度ではなかなか落とすことができません。かと言って時間をかけて行ってしまうと、舌を傷つけてしまいます。そのため無理して1度で落とさず、数回に分けてきれいにするように心がけましょう。
舌用のクリーニングジェルの併用
現在の価格はコチラ |
歯磨きと同じように舌専用のクリーニングジェルと言うものが存在します。これによって舌の表面を洗浄して口臭を予防してくれる商品です。こちらも併用することでより効率よく舌苔を除去できるようになります。
舌ブラシ(舌クリーナー)の選び方
さて、ここまで読んで舌ブラシは自分に必要かも、と思われた方もみえるかもしれません。そうなると購入を考えてみえる方もみえるかもしれませんが、その前にここで1つだけ紹介したいのが舌ブラシの種類です。
実は1種類や2種類の騒ぎではないんです。以下のような種類が存在します。
- ブラシタイプ
- へらタイプ
- スポンジタイプ
- タングスクレーパー
- 電動歯ブラシの舌磨きヘッド
先述しましたが舌はデリケートであり、それは神経が集中しているため個人差があるので、歯ブラシのように最適な一品と言うようなものがありません。そのため種類が非常に豊富となっています。
ブラシタイプ | ||
へらタイプ | ||
スポンジタイプ | ||
タングスクレーパー | ||
電動歯ブラシの舌磨きヘッド | ||
ここではそれぞれの特徴は割愛させていただきますが、詳しくはこちらの関連ページでご覧いただくと選びやすいと思います。ランキングも設けられているので、購入の参考にしてみてください。